水回りの掃除をしなければいけない理由は?
水回りの掃除を行っていないと、シンクや洗面台などにヌメリが発生することがあります。このヌメリの正体はカビや細菌、酵母で、水分の多い場所に付着することで塊となり、生活排水に含まれている汚れを栄養にして増えていくのです。そのため、つまりや悪臭の原因になります。
水回りの掃除方法は?場所別によって違うの?
水回りの掃除はスポンジやブラシ、汚れを拭き取るための雑巾を用意します。雑巾の代わりにマイクロファイバークロスもおすすめです。
・洗剤をつけてスポンジかブラシでこする
・洗剤を水で洗い流す
・蛇口まわりを乾拭きする
・乾いた布で拭き上げる
【お風呂】
・水垢にクエン酸パック
お風呂の窓や蛇口、鏡などには、白い水垢がついてしまいます。水1Lに大さじ2程度のクエン酸を混ぜたクエン酸水を、キッチンペーパーにつけて気になる箇所にパックしていき一晩おきます。
・お風呂の床の汚れには重曹で
お風呂の床の掃除には、クエン酸のほかに重曹も使うと、汚れもすっきりと落ちます。強く擦らなくて汚れが落ちます。
・小物のオキシ漬け
お風呂のフタや椅子などの小物は、オキシクリーンなどを使って、漬けておくだけできれいになります。「オキシ漬け」のやり方は、お湯約4Lにオキシクリーンをスプーン1杯分入れて、汚れを落としたいものを漬けておきます。
・風呂釜掃除
風呂釜洗浄剤を使って1カ月に1回程度は掃除しましょう。
・カビにカビ取り剤をかける
水回りは湿っているため、雑菌やカビが活発に活動し、ピンク色のヌメリになったり、黒ずんだシミができたりします。カビはカビ取り剤をかけて落とします。
・防カビくん煙剤でカビ防止
お風呂の水回り掃除の最後には、防カビくん煙剤をしておくとカビの発生を防げます。2カ月に1回程度を目安に行います。
【キッチン】
・キッチンでもオキシ漬け
キッチンのシンクでも、オキシ漬けができます。水4Lに対してスプーン1杯程度のオキシクリーンを溶かし、魚焼きグリルや排水口など、キッチンの小物も漬けておけば水回りごときれいになります。漬ける時間は1~2時間です。
・水栓も付け置き洗い
キッチンの水栓も掃除することをおすすめします。重曹とクエン酸を混ぜたお湯に、水栓を付け置きしておけば、汚れも落ちやすくなります。
・排水口も漂白剤で掃除
排水口は生ごみを取って。台所用漂白剤や水回りの排水口の汚れやぬめりを取る、専用の洗剤などをかけておくと、きれいになります。
・細かい部分は歯ブラシで
水回りの排水口や蛇口などの細かい部分は、古くなった歯ブラシなどで掃除するときれいになります。
【トイレ】
・便座のふたを取り外して掃除
便座のフタの間の汚れは、水ぶきかトイレクリーナーできれいにしましょう。便座のフタや便座自体だけではなく、後ろのタンクも忘れずに、水200mlにクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸パックをすることをおすすめします。
【洗面所】
・洗面所の排水口
排水口がつまってきたら、たまった髪の毛などの汚れを取り除き、塩素系漂白剤をかけて除菌します。
・蛇口や鏡の水垢取り
蛇口や鏡にできる白い汚れは水に含まれるミネラル分が固まった「水垢」です。放置しておくと石のように固くなり、落ちなにくいため、クエン酸パックなどで早めに対処することが重要です。
掃除の際の注意点は?
水回りの掃除では「塩素系漂白剤」と「酸性洗剤」を絶対に混ぜてはいけません。これらが混ざると体に害のあるガスを発生させます。使うときは、どちらか片方ずつ使って、しっかり洗い流してください。漂白剤を使う日と酸性洗剤を使う日を分けると間違いがおきません。
水回りの汚れを防ぐ方法は?
汚れはついたときが一番落としやすいので、汚れがひどくなるまえに拭き取る、という習慣を作ると後が楽です。
・お風呂
入浴後が汚れを一番落としやすいので、上がる前にさっとスポンジでこすり洗いをしたり、シャワーで水をかけておいたりするだけでキレイになり、カビ予防にもなります。
・キッチンのシンク
水回りは汚れる前に、「ついで掃除」を心がけておきましょう。使った後にサッと汚れを拭き取るだけで、汚れにくくなります。食器洗いのついでに生ゴミは捨てて、洗濯前のタオルなどでシンクについた水分を拭いておきます。これで雑菌が繁殖したり、水垢がついたりするのを防ぐことができます。
・トイレ
使ったあとに洗剤をかけておくだけでも、汚れがつきにくくなります。
・洗面台
使った時に、ついた汚れを拭き取ったり、鏡についた水分を拭き取ったりしておくことで、清潔さを保てます。
業者に頼んだ方が良いときはどんなとき?
家庭の水回りでも、特にキッチンの油汚れが付きやすいところ、フードやレンジはプロに任せることをおすすめします。